株式会社
株式会社とは
日本で一番メジャーな会社形態といえば株式会社です。
株式会社とは、株式を発行し多くの出資者から資金を集め、そのお金で事業活動を行う会社のことです。
会社が借金を負ってしまったとします
株式会社であれば、社員は株に投資した資金の分の責任を負うのみです。
また、会社の出資者は株主であり、業務執行は取締役がします。
つまり、所有と経営が分離されています。
株主は、会社の利益が増えれば、株数に応じて配当金等を受けることができます。
さらに株主総会に参加し会社の経営に参加することもできます。
会社の意思決定は社員ではなく、株主の集まりである株主総会が行います。
こういったことが株式会社の特徴となります。
株式会社のメリット
株式会社は日本で一番有名な会社組織といえます。
その株式会社にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
1、対外的信用がある。
他の会社と比べ、株式会社がダントツで有名であり、対外的に信用があります。
あなたが、就職する際、株式会社・合同会社・合資会社・合名会社があるとします。
同じ事業内容で、家からの距離や給料が同じ条件なら、株式会社を選びませんか?
これが対外的信用です。
会社対個人の関係でも、これが会社対会社の関係でも同じことが起こります。
2、有限責任である
会社が借金等を負ってしまったとします。
株式会社であれば、初めに出資した分の責任を負うのみで、社員個人の財産をはたいてまで、借金を返済する義務を負いません。
3、株による資金調達ができる
設立したばかりの小さな会社では、銀行からの融資はなかなか困難です。
株式会社は、株を発行することで一般から資金を調達することが可能になります。
これが株式会社を設立したときのメリットです。
会社を大きくしようと考えている方は特に株式会社を選択すべきといえるでしょう。
株式会社のデメリット
株式会社の設立にも、もちろんデメリットがあります。
1、設立費用が高い
これが株式会社を設立するときに初めに感じるデメリットではないでしょうか。
他の会社組織であれば、定款認証手数料5万円がかかりません。
登記の際に登録免許税が他の会社は6万円、株式会社では15万円かかります。
2、役員に任期がある
役員の変更または変更がなくても、任期が満了すると変更登記が必要となります。
変更登記費用として1万円がかかります。
株式会社の役員は原則として取締役が2年、監査役は4年の任期があります。
譲渡制限の株式会社では、任期が取締役・監査役ともに最長10年にできます。
しかし、他の会社組織では役員の任期はありません。
3、決算公告をしなければならない
株式会社では、決算期ごとに決算を公開することが義務付けられています。
少なくとも年に1回は決算を公開しなければなりません。
決算を公開する際に、国が発行する官報に決算書類を記載する会社が多いです。
しかし、官報に記載するためには1回あたり、最低でも5万円以上かかります。
その他の会社組織であれば、決算の公告義務はありません。
よって掲載料の支払いも必要ではありません。
株式会社を設立することによる主なデメリットはこのようなものになります。
株式会社のメリットと比較していただき、あなたの会社設立にお役立てください。
何かご相談があれば、お気軽にご相談ください。
株式会社設立をお考えの方は参考にしてください。
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