松尾友平税理士事務所 >  確定申告お役立ちコラム > 確定申告に必要な物の種類やその準備方法を詳しく紹介

確定申告に必要な物の種類やその準備方法を詳しく紹介

2021年11月02日(火)2:21 PM

個人事業主や業務委託、副業などで働いて収入を得ている場合、確定申告をする必要があります。確定申告をおこなう際は、あらかじめ必要な書類や準備すべきものをきちんと確認しておきましょう。
確定申告の基本について詳しく解説します。

確定申告に必要な物・書類の種類

確定申告にはさまざまな書類が必要です。実際に書類を作成する際に不足がないよう、きちんと確認して前もって準備しておきましょう。

本人確認書類

本人確認書類はマイナンバーカードがおすすめです。マイナンバーカードがあれば、税務署での書類作成がスムーズになります。マイナンバーが分かる通知書でも構いません。
また、運転免許証やパスポートなどの一般的な本人確認書類も通用します。

印鑑

確定申告の書類を作成する際に印鑑が必要です。
口座の振替を申請する必要がある場合は、届出印を用意しなければなりません。シャチハタは認められませんので、必ず実印を用意してください。

通帳

還付金が発生する場合は口座番号を記入しなければなりません。通帳を持参する必要はありませんが、事前に口座番号を確認し、必ず控えておきましょう。

所得を証明する書類

正社員やアルバイトなどで給与所得がある方は源泉徴収の原本、事業所得が必要です。
また、不動案所得などがある方は青色申告決算書または収支内訳書を用意しましょう。
株の配当金などの雑所得がある方は、雑所得を証明する書類、年間取引計算書が必要となります。
さらに、土地や不動産を売却して所得を得た場合は、契約書や領収書をよういしなければなりません。

控除の証明書類

医療費控除、住宅ローン控除などを受ける際は、医療費の明細書、不動産の決算明細書、ローンの残高証明書などが必要です。
医療費控除は年間で医療費が10万円を超える場合に適用されます。
住宅ローン控除を受ける際は、企業で年末調整を受けていても最初の一年は確定申告が必要です。

確定申告の書類

確定申告書にはAとBがあります。Aは給与所得がある方が使いやすく、Bは個人事業主、フリーランスなどが使いやすいです。所得の種類に合わせて、適切な確定申告書を選んでください。
この書類は税務署で受け取ることもできますが、国税庁のホームページからダウンロードも可能です。

確定申告に必要な物を持参する場合のポイント

確定申告の書類を作成して税務署に持参する場合のポイントを解説します。

必要書類をチェックしてもらえる

税務署に書類を持参すると、簡単に書類のチェックをしてもらえるだけでなく必要書類の不備がないかも確認してもらえます。
確定申告が初めてで不安な点が多い場合は持参するのがおすすめです。

税務署は混雑するので注意

確定申告の期間は毎年決められており、ギリギリになると税務署の窓口が混雑してしまいます。
長時間列に並ばなければならない可能性もあるため、前もって早めに持参する、人の少ない時間帯を狙うなどの工夫をしてください。

確定申告に必要な物を郵送する場合のポイント

確定申告の書類は郵送もできます。
郵送する際のポイントも確認しましょう。

手軽に申請できる

郵送のメリットは気軽に申請できるという点です。税務署が遠い、税務署が開いている時間に出向くことができない方におすすめです。
確定申告には期限がありますが、郵送の場合締め切り当日の消印であれば締め切りを過ぎてから到着しても期限内の提出として認められます。
確定申告に慣れている方は郵送で済ませてもよいでしょう。

不備があると時間がかかる

郵送の場合は到着してから税務署の職員が書類を確認するので、不備があった際は再度税務署に出向いたり、書類を再送しなければなりません。
早めに申告をしても受理されるまで時間がかかったり、どの点に不備があるのか自分で調べなければならなかったりと手間もかかります。
書類に不安がある初心者の方などは、郵送よりも直接出向いて提出することをおすすめします。

まとめ

確定申告に必要な書類をチェックしておこう

確定申告をおこなうために必要な書類を紹介しました。
書類に不備があると書類を作成できなかったり、認められなかったりする可能性があります。場合によっては収入や支出として認められず、税金を余分に支払わなければならなくなる可能性もあるため、注意しましょう。

なお、確定申告には期限がありますので、事前にしっかり用意しておくようにしてください。
また、確定申告が初めての方や不慣れな方は、郵送よりも窓口に直接提出する方法がおすすめです。窓口への持ち込みであれば、不安な箇所についてその場で相談することができるうえ、書類の不備をその場でチェックしてもらうこともできます。


  |  

ページトップへ