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個人型確定拠出年金の加入対象者拡大

2016年07月27日(水)10:02 AM
 「確定拠出年金」とは、基礎年金、厚生年金保険などの公的年金に上乗せして給付を受ける私的年金のひとつで、企業または個人が拠出した掛金と、その運用収益の合計額を基にして将来受け取る年金額が決まる制度です。「企業型」と「個人型」があり、今回改正されたのは「個人型」です。
 「個人型」の加入は、これまで自営業者等に限られていましたが、平成29年1月からは、企業にお勤めの方や公務員、専業主婦の方など、基本的にすべての方が加入できるようになります。
 今まで「企業型」の加入者だった方が「個人型」の加入者になることも可能になりますが、加入者が「企業型」にてマッチング拠出を行っていないこと、「個人型」の加入者になることができる旨が「企業型」の規約に定められていること、が要件になります。
 掛金は全額所得控除されますので節税対策としも活用できます。
 受け取る際も年金だと公的年金等控除、一時金だと退職所得控除などの控除が適用される為、こちらも節税対策になります。
 ただし、受取額は運用成績により変動する事、原則60歳まで引き出すことができない事に留意しておかなければいけません。また口座管理手数料などもかかります。
 

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