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融資を受けるために税理士の活用がおすすめな5つの理由

2021年10月21日(木)11:05 AM

融資を受ける際に税理士を雇うかどうか迷う方も多くいらっしゃることでしょう。

より効率的かつ効果的に融資を受けたいと思うのであれば税理士の活用がおすすめです。
とくに初めて融資を受ける方は融資申請手続きの煩雑さから多くの時間がかかってしまいます。

融資を何度も経験している税理士に頼めば、より説得力のある書類づくりができ、融資がスムーズに進みます。
この記事では融資を受けるために税理士を活用するメリット5つについてご紹介します。

融資に税理士を活用する5つのメリット

融資の申し込みに必要な書類は自分でも準備できます。
しかし融資をスムーズに行いたい場合、税理士の活用をおすすめします。

ここでは融資を申し込む際に税理士を活用する5つのメリットを紹介します。

1. 融資を受けられるまでが早くなる

融資を受けるには必要書類を用意したり、面談の準備をしたりと手間がかかることが多くあります。
初めて融資を受ける場合や慣れていない場合は、多くの時間がかかってしまうことでしょう。

融資を経験した税理士であれば、融資に効果的な書類作成や、融資担当者を納得させる面談のコツなどを心得ているため、スピーディな作業ができます。

何度も融資申請をサポートしている税理士は、融資担当者と顔見知りになっていることがあります。
お互い何度も仕事をしているわけですから、融資担当者からの信頼も得られやすいということです。

そのぶん審査が早く進み、融資を早く受けられます。

2. 書類作成を任せられる

金融機関から融資を受ける際は、多くの書類を用意しなければいけません。
税理士には融資申請をサポートしてきたノウハウがあります。

融資を成功させた経験があるからこそ、どのような書類でアプローチをかければ融資を受けられるのかが分かるのです。

借入申込書や起業時に必要な創業計画書は、融資審査に影響を与える大切な書類です。
内容が薄く信ぴょう性に欠けると、審査に落ちてしまう可能性があります。

融資をより確実にするには、融資担当者を納得させる書類を用意することが大切です。
融資を経験した税理士にお願いすれば、説得力のある書類が準備でき、融資を受けられる確率がアップします。

3. 融資審査の特徴がわかる

融資審査でもっとも重要視されるのは、返済能力があるかどうかです。
では返済能力があるかどうかを判断するには、どのような審査をされるのでしょうか。

審査内容は金融機関や融資担当者によって特徴があります。
経験のある税理士はそれぞれの特徴を心得ているからこそ、効率的にアプローチをかけられるのです。

面談でアピールした方がよいポイント、融資担当者が重要視していること、質問内容など、プロだからこそ分かることがあります。

4. 面談対策ができる

融資を受けたいのであれば、書類や言葉に説得力がなければいけません。

税理士は数字のプロです。
融資担当者に将来の収益性が確実なものであり、返済できるということを論理的に説明できます。

税理士や金融機関によっては、税理士が面談に同席できるケースもあります。面談当日、融資担当者を前にすると緊張する方も少なくありません。

話す内容を忘れてしまい、うまく話せないこともあるでしょう。
前もって税理士と話す内容を確認し、同席してもらえば実力が充分に発揮できます。

5. 融資を受けられる確率が上がる

初めて融資を受ける場合は分からないことも多く、なにを用意すればいいのか、どのような手順を踏めば融資を受けられるのかなど、分からないことが多くあるでしょう。

融資を受ける手続きは自分でも済ませられます。
ただし、融資を受けやすくするための準備ができるかは別です。

一度目の審査に落ちてしまうと、二度目はさらに厳しくなるといわれています。
一度の審査で確実に融資を受けるには、融資審査をサポートした経験がある税理士に頼る方が融資を受けられる確率も上がるのです。

税理士の選ぶ際に確認したい4つのポイント

税理士なら誰でもいいというわけではなく、選ぶ際に確認しておきたいポイントがあります。
ここでは融資を受けるための税理士の選び方を紹介します。

1. 認定支援機関かどうか

認定支援機関(認定経営革新等支援機関)とは、中小企業をサポートするための専門的な知識が一定レベル以上あるとして国から認められている機関のことです。
税理士を選ぶときは、税理士事務所や税理士が認定支援機関として認められているかを確認しましょう。

たとえば日本政策金融公庫の「中小企業経営力強化資金」では、認定支援機関のサポートを受けると低い利率で融資を受けられるとされています。[注1]

認定支援機関として認められているということは、国から認められているということです。
信頼できる税理士なのかどうか見極めるポイントになります。

[注1] 日本政府金融公庫|中小企業経営力強化資金
https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/64.html

2. 融資を実行した数に注目

税理士事務所の中には「融資成功率95%以上!」などと掲げているところがあります。
一見魅力的な数字ですが、これは融資が成功するであろうケースのみを取り扱っているからこそ実現できた数字かもしれません。

大切なのは過去にどれほどの融資を実行したかです。
税理士を選ぶときは、ひと月にどれほど融資をしているのか、今までの実行件数はどれくらいなのかを確認しましょう。

3. 融資担当者とつながりがあるか

税理士が多くの融資サポートをこなすと、その分融資担当者と顔を合わせることも増えるため、顔見知りになります。
税理士として人脈が広いということは、それだけ実績があるともいえるでしょう。

融資担当者とつながりをもっていれば、相手が書類のどこを重要視するのか、どうアピールすれば審査に効果的かが分かります。
融資担当者を紹介できる税理士であれば、それ相応の実績があると見てよいでしょう。

4. 税理士と実際に会う

担当者と相性が合うかどうかも税理士を選ぶうえで大切なことです。
税理士とは融資を受けるまでのあいだ、もしくはそのあとも関係が続くかもしれません。

話を真摯に聞いてくれない、連絡が取れないなどという税理士に、大切な書類を任せられません。
相手の人柄を知るためにも、税理士を選ぶときは直接会ってから決めるのがよいでしょう。

東京、名古屋、沖縄、大阪など、全国にある15の税理士会では、無料相談会やセミナーが開かれています。
融資を受ける上で不安なことや、どうすればよいのかなど積極的に質問し、気になる税理士がいれば正式に融資サポートを依頼しましょう。

報酬が安すぎる場合は注意

税理士の報酬が安すぎる場合は注意が必要です。
安く見せるために総額を月額料金にして提示したり、あとから追加料金がかかり結局高くなってしまうといったケースがあります。

税理士の報酬が安いからといって、よい税理士であるとは限りません。
いくつか比較し、相場を把握したうえで自分に合った税理士を選ぶことが大切です。

まとめ

税理士は融資申請のプロフェッショナル

融資の手続きは自分でも済ませられますが、手続きが煩雑で手間がかかります。
初めての融資だと不安なことも多いでしょう。

そんなときはぜひ税理士に相談することを検討してみてください。
多くの融資申請を経験した税理士は、充実した書類作成や、融資を受けるための近道を知っています。

税理士を選ぶときは、実際に融資をサポートした数が多く、実績を証明している方を選ぶようにしましょう。
プロの手を借りられれば、効果的かつ効率的に融資担当者にアピールでき、融資をより確実なものにできます。


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